2019/09/05 13:26

2012-06-09 08:12:20

テーマ:ブログ
おはようございます。
ボクの目指す縫製は、量産工場ではやらないような(出来ないんではなく)
細かいところにもいちいち手間ひまかけて、ひとつひとつの工程を完璧にしたいと考えてます。
(精密にするという意味ではなく、アジを凝縮させたいとの思いです)
前回の裁断に続き、普通は何も気にしない箇所、ヒップポケットくち!(手をポケットに入れる部分!)
大園英樹のショーミのハナシ
 
                           

白のステッチ部分
一般的には、二本のステッチ間が6mm~8mmくらいです。
ウチは5mmと狭いです・・・と言うのも色々試した結果、5mmがバランスよく
キュッとしまって見えると感じたからです。
折り返しも1cm折って、1cm(各メーカーにより異なりますが)折るんですが、
ウチは5mm折って
大園英樹のショーミのハナシ

大園英樹のショーミのハナシ
8mm折るんです。
そうすると、二本のステッチの間に最初の5mm折のはしが収まるんです。
うちのジーパンを穿きこんでいくと、その収まったはしっこが「アタリ」となって、
二本のステッチの間にキレイに出てくるんですねぇ!!
8mmの折り巾間に5mm巾のステッチが入ると、上下の余りはこんだけです!!
大園英樹のショーミのハナシ
1mmちょっとの余白、これが又穿いていくうちにポケット口のすぐ下にエエ感じの影を作ってくれるんです。
だだ縫うときのスピードは、♪コトコトコトって感じでゆっくり縫わないと、はみ出してしまいます。
・・・けっこう、むつかしいです。

大園 英樹

『OZONO』ジーパン一本できるまで! ヒップポケット口。