2012-06-12 18:34:05
テーマ:ブログ
こんばんわ!
昨日、袋地について話しましたんで、流れとして表地についてちょっと!
使ってる生地はオリジナルで織ってもらってるんで、細かくは企業秘密ですが、
縦糸・ジンバブエコットン100% 横糸・・・(秘密)
染め・ピュアインディゴ100% 染め回数・・・(秘密)
・・・今日はそこじゃなく、コンディションのお話です。
(ご覧になってる環境で、色目が実際と異なる場合がありますが、お許しください!)
この二つの反物がウチのオリジナル地です。
よぉく見ると、色が違います!・・・同じ物なのにぃ?
画面上がキバタ(織ったままの状態)、少し青みが強いです。
下がサンフォライズド(防縮加工)、少し赤みが出ています。
キバタ
表面に白い綿毛がもやもやと浮いてるのが見えますでしょうか?
洗って穿き始めると、もっともっと浮いてきます。
この綿毛が擦り切れてようやくヒゲやアタリが付いてきます。
・・・育つのに時間が掛かりますが、サイドの耳のアタリがグリグリでて、
生地のねじれもヴィンテージっぽくなって行きます!
サンフォライズド
防縮加工する時、綿毛を焼き、ねじれ防止(スキュー)を行います。
上と同じ生地やのに、綾目(紺糸がノの地に走ってる)がキレイに見えてます。
・・・キバタの綿毛が取れた時期ぐらいからのスタートになるんで、育ち始めるのが早く、
特にヒゲがくっきり入り全体にメリハリのある色落ちが楽しめます。もちろん、ねじれてきません!!
(穿き方、洗い方によって異なりますんで、一般的な話として捉えてください!)
『OZONO』では、サンフォして使っています。
と言うのは、キバタはミミのアタリはキレイなんですが、ヒザから下の部分にシボ(細かい雷見たいなシワ)
が出やすく(ヴィンテージにも多く見られます。)、このシボが気になって嫌なんです。
サンフォの方は、メリハリの効いた色落ちと、ヒザ下のあまり色落ちしない部分のコントラストが
ボクにはキレイに見えるからです!!
・・・これは、どちらが勝れてるとは一概に言えません、使い方、
楽しみ方によって使い分けるのが良いと思います。
大園 英樹