2019/09/05 16:52

2015-05-07 12:36:32

テーマ:ブログ
こんにちは。
昨日は生地について書きました。
きょうは、縫製についての考えを・・・
良質な糸を、工夫を凝らし織り上げた生地を使っても
縫製が悪いと本末転倒です。
まず縫い糸の素材!
今やジーンズは作業着ではなく、日常着やと思いますんで、
いくら糸や生地で頑張ってもステッチにアジが出なければ意味が半減します。

(写真左からスパン・綿糸・コアヤーン)
・強度だけを考えるならスパン糸(ポリエステル100%)
 表面の光沢が生地とミスマッチ!
 徐々にインディゴ染料が移染しステッチの色が汚くなっていく。
・アジを優先するなら綿糸(綿100%)
 生地との相性、経年変化の具合もヴィンテージそのもの!
 ただ、経年変化と共に強度が急激に落ちる。
・両方のいいところを生かしたコアヤーン糸
 ポリエステルの芯に綿のわたでラッピングした糸で、
 見た目は綿糸にかなり近く、スパンには負けますが、
 綿糸と比べるとかなり強度があります。
OZONOでは、このコアヤーンを中心に使っています。
つづく。
大園 英樹

デニムの季節3!