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2015-05-16 16:18:07テーマ:ブログ

こんにちは。
後ろ身頃はポケットから!

上・折アイロンはまず5mmに折ます。
下・それから9mmに折ます。
こうするとダブルステッチの間で切りはしが止まりますんで、
ステッチの間が少し盛り上がり立体感が出ます。
穿き続けるほと立体感のある色落ちが楽しめます。



ポケット口は例によって本縫いを2回でダブルステッチにします。



2本目を縫います。




上・折型で折ったところ
下・ここも2本のステッチの間に切り端を持っていくために
  カーブを付けながら6mmにカット!
一般的には1cm~1,5cmの折代があり、
内側のステッチより内側に折代の端がくるんで、
穿き続けるとステッチと関係ないところに端っこのアタリが出てきますし、
ポケットの中から糸くずがしょっちゅう出てきます。




次に裏返しの状態でカンドメを打ちます。



左・余りをカット。このカットの角度で仕上がった時に、ちょっと大げさですが、
  隠しリベットを打ってるような立体感が出ます。
右・内側に折りこんだ端がピローンって出てます。

で、表に反すと、ステッチぎりぎりにネイビーのカンドメが見えます。
このステッチぎりぎりに打つと、穿いた時に見えるんで立体感が増します。







外側に縫い、次にうち側をカーブさせながら縫い、完成です。
このカーブ具合やステッチ巾で各ブランドの個性が出ます。
ボクは、きゅっと引き締まったのが好みで、そう表現することを心掛けています!

つづく
『研き上げた本質・創り上げた良質』

大園 英樹

OZONOデニムの縫製 6