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2017-05-03 09:48:10テーマ:ブログ
今も昔もトレンドファッションはボクたちの心をワクワクさせてくれますよね・・・
・・・とは言ってもボクの場合30代くらいから徐々に興味がなくなってきましたが。
 
それはセンスが枯れてきたからじゃなく、
違う方向に興味を持つようになったからなんです。
それは、
 
その服の完成度!
 
ジーパンで例えると、
本質→作業着としての強度を求める。
品質→大量生産と専用ミシン開発で低コストにする。
服としては突き詰めるとこの2点で面白みに欠けますが、
ここにヒストリー(歴史)が加わって初めてヴィンテージとなるんです。
そのヒストリーこそ人の心をとらえ完成度も左右する重要な部分。
 
本質X品質Xヒストリー=完成度
 
まずヒストリーを追い求めるようにヴィンテージデニムに
はまったんですが、高くてほとんど買えませんでしたし、
買えても経年劣化で毎日着るのは無理。
 
所有してるという優越感!?
 
ボクはモノを集めたり、眺めて楽しむことが苦手なんで、
自然にレプリカジーンズの世界に入っていきました。
 
が、縫製の粗さに疑問を持つようになりました。
ヴィンテージにはヒストリーがあってその角度から見ると
ステッチのゆがみも受け入れてしまうんですが、
レプリカ界では定説なのか、ヴィンテージミシンで
昔のアメリカの工場のようにラフ(粗く)に縫うことで
ヴィンテージのようなアジが出る!
そうなのかもしれませんが、今作られている新品に
ヒストリーはないからか、ボクには響いてきませんでした。
新品にはヒストリーに匹敵するほどきっちりとした
ストーリー(物語)が必要やと思います。
例えば、作ろうとするアイテムの歴史を学び、
どの部分にポイントを置き、どんな工夫をしているか。
そして素材はどういう基準で選んでいるか、どう楽しんでほしいか・・・
ここがきっちりしてるという事は、その分手を抜けないので
自然に丁寧なものづくりになると思います。
 
そして、そもそも“アジ”って、
なんやろうと考えたボクなりの答えは、
 
どれだけ丁寧にやっても機械のように精密にできないところが“アジ”になる!
 
ジャンルを問わず、こんな考え方がベースにある物に
惹かれるんです。そんなものを手に入れた時、
ヴィンテージの時に味わった優越感+実際に着る満足感
+服に対する愛着が湧いてくるんで、大切にできます。
結果、トレンドが気にならなくなっていき、
自分のスタイルが確立されました。
 
トレンドを追いかける躍動感はありませんが、
自分だけのマイブーム、ふか~くて楽しいですよ!
 
 
 
 
 
(有)スポテッドホースクラフト 
大園 英樹
大阪府堺市堺区二条通2-17
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