2019/09/06 16:28

2018-02-16 16:55:28テーマ:ブログ
長い間悩み続けた問題にようやく答えを出しました!
OZONOルーズフィットデニム ”カンフル” の特徴的なパーツ、
後ろポケットの隠しリベットを、この度廃止することにしました!!
 


 
いわゆるXX(1955モデル)を元に、日本人の体型にフィットするよう
型紙をカスタムし生まれた ”カンフル”  
ヴィンテージのルーツを感じさせるディテールとして
隠しリベットを打ってきたんです・・・
 
が、見た目のヴィンテージ感以外にメリットはないんです。
 
「いやそんなことはない!リベットの厚みがカッコいい ”アタリ” を作るんや!」
 
そんな声が聞こえてきそうですが、
 
別の2モデル、サイプレス・ゼルコバ共に隠しリベット無しですが、
”OZONO”  独自の仕様で、ぷっくりと盛り上がってキレイにアタリがでます。
 
それにあたりまえですが、リベットは金属なんで
カッコいいアタリっていえる期間は短く、破れてきます・・・ここなんです!
 
破れる!!
 

 
 
ボクのこだわりとして、
使用生地は、肌触りがよく丈夫でいて、ヘビーオンスではないもの。
袋地(ポケット布)は硬すぎず柔らかすぎず、極力薄手の丈夫なもの。
縫製は日常着としての強度(作業着の強度よりも上)と、
芯を使う範囲を極力小さくし、重なり合う部分が硬くならないようにする。
 ”裏を表と思って縫う” ほど裏側の処理を美しく仕上げる。
 
ここまで突き詰めていくと、隠しリベットで破れることは
どうしても納得できなくなったんです。
 
OZONOはヴィンテージを再現するレプリカジーンではなく、
日本人の繊細な感覚で創りあげる ”デニムのテーラードパンツ”
をめざしているんで、隠しリベットを廃止することで結果的に
クオリティーが上がるんであれば、全く問題なしです。
 
と、決断してしまえばなんてことの無い話なんですが、
やっぱりヴィンテージへの憧れからこの業界に入った者として、
簡単に諦められることではありませんでしたが、
これでより一層独自路線に舵を切ることができました!
 
 
 
 
 
 
 
ブランド理念
『研き上げた本質・創り上げた良質』
           
大園 英樹
 
有限会社スポテッドホースクラフト 
〒590-0047
大阪府堺市堺区二条通2-17
tel  072-229-8155
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